ASDの私が「疲れやすさ」から解放された、本当に効いた回復術

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1. はじめに:その「底なしの疲れ」、あなたのせいじゃありません

ズーボ

あー、疲れた…まだ火曜日なのに、もう週末みたいにヘトヘトだぞ…

こーへーさん

ズーボ、お疲れ様。その疲れって、「ただの疲れ」じゃなくて、ASDの特性が原因の「燃え尽き」の一歩手前かもしれないよ。

ズーボ

えっ!? そうなのか? みんな同じように疲れてるんだと思ってた…

こーへーさん

実は私もそう思ってたんだ。でも、原因を知って、休み方を変えたら、世界が変わったんだよ。

【あなたはこんな「疲れ」を感じていませんか?】

✅ 人と会った後、どっと疲れて一日寝込んでしまう

✅ 職場や学校にいるだけで、脳が情報を処理しきれずショートする感覚がある

✅ 寝ても寝ても、バッテリーが充電されない

✅ 楽しいはずのことでも、気力が出なくて楽しめない

もし一つでも当てはまるなら、この記事はあなたのためのものです。

この記事では、ASD当事者である私が、長年の「疲れやすさ」地獄から抜け出した具体的な回復術と予防法を、私のリアルな体験談を交えながら全てお話しします。

2. 【私の体験談】そもそも、なぜ私たちはこんなに疲れやすいのか?

こーへーさん

まずは、敵を知ることから始めよう! 私たちの疲れには、ちゃんと理由があるんだ。

ズーボ

理由…? 気合が足りないからじゃないのか…?

こーへーさん

全然違うよ! 私たちの脳は、みんなが使わない機能までフル稼働させてるスーパーコンピューターみたいなものなんだ。私の体験から、3つの大きな原因を話すね。

原因1:感覚のアンテナが敏感すぎて、街を歩くだけでHPがゼロに

私の場合、一番の苦手は「」でした。

特に駅の人混みです。人の雑踏、絶え間なく流れるアナウンス、電車の轟音…それら全てが脳に直接突き刺さるようで、ただホームに立っているだけで急速にエネルギーが奪われていきました。

また、家電量販店や百円均一のお店に入ると、なぜかどっと疲れてしまう。

おそらく、あの白くて強い照明が、無意識のうちに脳を疲弊させていたのだと思います。

電車で通勤していた時期は、まさに地獄でした。

満員の車内で、人の気配や様々な匂いに無意識に気を遣い、絶え間ない騒音に神経をすり減らす…。

会社に着く頃にはもう私の体力バッテリーは真っ赤で、仕事が始まる前にヘトヘトになっている、なんてことが日常茶飯事だったのです。

原因2:常に頭がフル回転の「思考の疲れ」

あなたも、こんな経験はありませんか?

過去のコミュニケーションでの失敗体験が頭をよぎり、「次こそは失敗しないように」と気を遣いすぎて、相手と話している間ずっと頭がフル回転してしまう。

仕事の指示も、聞き取りが苦手な特性があるため、人の何倍も集中して必死に聞こうとする。

それでも聞き取れなかった時の焦り…。こうした日々の小さな緊張の積み重ねが、私たちの脳をじわじわと疲弊させていくのです。

原因3:社会の「普通」に合わせる「擬態(ぎたい)の疲れ」

そして、これが最も根深く、私たちのエネルギーを奪っていく原因かもしれません。

職場での雑談や飲み会で、健常者と同じように、ごく自然に振る舞おうとする。周りからは「普通」で「社交的な人」に見られているかもしれません。

でも、その裏側では、ものすごいエネルギーを消費して自分を演じているのです。

その結果、家に帰った瞬間、糸が切れたようにどっと疲れが押し寄せる。

この「周りからは普通に見られるけど、実はものすごく疲弊している」というギャップこそが、私たちの心をすり減らす大きな原因なのです。

3. 注意!その休み方、逆効果かも? 私が実践する「超回復術」

ズーボ

よし、今日は一日休みだ! とりあえずスマホでも見ながらダラダラするか…

こーへーさん

ちょっと待って、ズーボ! その休み方、私もついやってしまうんだけど、実は休んでいるつもりが逆に脳を疲れさせてるかもしれないんだ。

せっかくの休日、1日ダラダラ過ごすこと自体は、もちろんOK。でも、その間ずっとスマホをいじりっぱなしになっていませんか?

次から次へと流れてくる情報に脳が晒され、精神的なリフレッシュにはなっていない…と感じることも少なくありません。

そこで今回は、私が実際に効果を感じている具体的な回復術を、先日X(旧Twitter)で投稿したこのポストを元に、詳しく解説していきます!

回復術①:夏でも湯船で「強制リラックス」

まず基本にして最強なのが、湯船にしっかり浸かること。

私は40度くらいのお湯に10分〜15分くらいじっくり浸かるようにしています。

夏場はついシャワーで済ませがちですが、本当に疲れている時こそ、夏でもお湯に浸かるのがおすすめです。

私の体感では、これだけで疲労感が10%〜20%くらい軽減される印象です。

お風呂に入浴剤を取り入れると、リラックス効果が高まりおすすめです。

中でも私のお気に入りは「アーユルタイム」という入浴剤です。

市販の入浴剤は香りが強すぎて苦手だったのですが、「アーユルタイム」は天然精油を使用しており、自然で心地よい香りが広がります。

その香りに包まれると、心からリラックスできて、一日の疲れがふっと軽くなるように感じます。

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アーユルタイム

回復術②:ストレッチで「心と体の緊張をほぐす」

ASDの人は、無意識に体に力が入りがちで、体が硬い人も多い印象があります。

ヨガマットやストレッチポールを使って全身の筋肉を伸ばすことは、疲労やケガの予防に繋がると実感しています。

  • ヨガマット:YouTubeで「ヨガ 初心者」などと検索し、自分に合った動画で心と体をゆっくり伸ばしてあげましょう。
  • ストレッチポール:特にPC作業で凝り固まった背中や肩甲骨周りによく効きます。
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ヨガマット

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ストレッチポール

回復術③:「めぐりズム」で「酷使した目をいたわる」

PC作業が多い私にとって、欠かせないのがこれ。

これを乗せると強制的に目を閉じることができるので、「あ、自分の目ってこんなに疲れてたんだ」と毎回気づかされます。

じんわりとした温かさと心地よい香りで、精神的にもリラックスできるので、目を酷使した日の夜におすすめです。

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めぐりズム

回復術④:サウナで「思考を強制オフ」する

銭湯やサウナも最高の選択肢です。

サウナ→水風呂→外気浴の「整う」瞬間を味わうと、日々のストレスや疲れが一気に吹き飛んでいきます。

実は私も最初はサウナが熱くて苦手だったのですが、通ううちに慣れ、今では2、3往復するくらいハマっています。

思考を強制的にオフにできるので、頭がごちゃごちゃしている時にこそ、試してみてほしいです。

4. そもそも疲れないために。私が築いた「3つの心のバリア」

こーへーさん

回復術も大事だけど、もっと大事なのは「そもそも疲れにくくなる」こと。そのために、私は3つのバリアを常に意識してるんだ。

ズーボ

バリア…? なんだかRPGみたいでカッコいいな!

バリア1:物理バリア(環境調整)

聴覚が過敏なので、外出時は自分に合った耳栓を必ず持っていきます。

駅などの雑踏に着く前に装着し、疲れを予防しています。

また、仕事は在宅にし、静かなコワーキングスペースを利用することで、通勤や不要なコミュニケーションで疲弊することがなくなりました。

バリア2:思考バリア(完璧主義を手放す)

つい仕事も家事も完璧にこなしがちですが、「60点でOK」を口癖にしています。

また、スケジュールを詰め込みすぎると体調を崩す原因になるので、手帳には常に「隙間」が残るように調整しています。

バリア3:対人バリア(上手な断り方)

参加したいもの以外の飲み会や集まりは、勇気を出して断ります。

「すみません、今日はエネルギー切れなので…」と正直に(でも柔らかく)伝えるのです。

仕事でも、タスクが溜まってきたら「申し訳ありませんが、他の方にご依頼いただけますでしょうか」と調整するようにしています。

5. 一人で抱え込まないで。私が本当に頼ってよかった相談先

ズーボ

うーん、色々分かってきたけど、やっぱり一人で全部やるのは不安だぞ…。

こーへーさん

その気持ち、すごく分かるよ。だからこそ、専門家の力を借りるんだ。一人で戦う必要なんてないんだよ。

相談先①:カウンセリング

自分の気持ちの中で整理できていないことや、誰にも言えないストレスを専門家に話すと、とてもスッキリします。

ストレスを溜めないことは、疲労を溜めないことにも繋がります。

相談先②:就労移行支援

就職活動では「疲れやすい」と正直に伝えた上で、「だから、このように対処しています」と説明できると、マイナスなイメージをプラスに変えることができます。

訓練の中で徐々に体力をつけ、疲れにくくすることも目指せます。

関連記事:

相談先③:居宅介護(家事援助)など

福祉サービスを利用して、疲れの原因になる家事の負担そのものを取り除く、というのも賢い選択肢の一つです。

6. まとめ:あなただけの「盾」と「回復呪文」を見つける旅へ

こーへーさん

ズーボ、どうだった? 少しは「疲れ」との付き合い方が見えてきたかな?

ズーボ

ああ! 疲れは気合の問題じゃなくて、ちゃんと理由と対策があるって分かったぞ! まずはオレに合った耳栓、探してみる!

最後に、この記事でお伝えしたかった大切なポイントを3つだけ、おさらいします。

POINT✅ その疲れは、あなたのせいではなく「ASDの特性」です。

✅ あなたに合った「回復術(回復呪文)」と「予防策(盾)」を見つけましょう。

✅ 一人で抱え込まず、専門家やサービスという「仲間」を頼りましょう。

この記事が、長年の疲れやすさに悩むあなたの心を、少しでも軽くするきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。

更新履歴

第1稿投稿 2025年7月22日 13時00分(記事コンテンツアップ)

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こーへーさん

Webデザイナー兼エンジニア

ASDグレーゾーン×ズボラ力で暮らしを攻略中。 金銭管理、感覚過敏、仕事の工夫まで実体験で発信。 “等身大”のヒント、見つけていきませんか?

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